日別アーカイブ: 2015-06-02

かくかくしかじか コミック4巻23話 少女漫画ができるまでの全工程

かくかくしかじか

(かくかくしかじかより引用)

かくかくしかじか 概要

マンガ家・東村アキコ(本名:林明子)が少年時代からの生い立ちと、漫画家になるまでの自伝エッセイ漫画。幼少の頃、少女漫画が大好きで大人になったら「少女マンガ家」になると決めていた。小学生の時はマンガクラブに入り、「探偵ぷっつん物語」を半年かけて完成(全6ページ)させ、自分は天才だと思っていたという。自分が描いたマンガを「りぼん」に送れば賞をとり、連載決定し、アニメ化し、ドラマ化し、「ぷっつん」ブームは止まらないと信じて疑わなかった。そんな妄想をする小学生。そんな林明子が高校生になったときから始まるマンガです。

かくかくしかじか 今回のあらすじ

少女漫画ができるまでの全工程を紹介。

(1)ネーム
原稿用紙に描く前に普通の紙やノートにコマ割りとセリフ、簡単な絵で描く。「絵コンテ」のようなもの。

(2)下絵
ネームを元にB4サイズのケント紙や市販の原稿用紙に長い定規でワク線を引いて、鉛筆やシャーペンで絵、フキダシ、セリフ、全部描くという、めちゃくちゃ時間がかかる作業。

(3)ペン入れ
Gペンや丸ペンを使って墨汁やインクで下絵をなぞり、清書していく作業。

(4)消しゴムかけ
インクを乾かしてから消しゴムで下絵の線を消していく作業。この時、セリフを消さないように注意が必要。

(5)ホワイト
ペン入れではみ出したり、間違ったした線を修正液で消す作業。

(6)ベタ塗り
人物の髪や服や黒にしたい部分を筆ペンなどで塗る作業。

(7)トーン貼り
人物の服や背景などいろんなところにスクリーントーンをカッターで切って貼っていく作業。

アキコは特に(3)のペン入れが大変だという。変なところにインクを落してしまえば消さなくてもいい線までホワイトで消してしまい、焦って修正液が乾かないうちにペンをいれてしまったりしている間に時間が過ぎていくという。

(7)を母親に手伝ってもらっているが、締め切りまでに間に合わないという。そこでアキコは小学生の頃に「ぷっつん探偵」を一緒に書いた同志を呼ぶことにした。ジャンプの「THE MOMOTAROH」をこよなく愛したジャンプ女子の宮本と、「らんま1/2」をこよなく愛したサンデー女子の後藤を電話で呼びつけて、手伝いをさせる。そして、昔の同級生を借り出してまでデビュー作を完成させたアキコは、一段と漫画が好きになっていくのであった。

日高美術教室に行けば、絵を描かされる。ひとりで書く絵は漫画と違ってつまらないと感じるアキコ。漫画は、絵と違い誰かに読んでもらえ、更にお金ももらえる。

銃数年後、アキコは、親戚の叔母がレストランを開店するその店内に絵を飾りたいとアキコの絵を借りていった。そのレストランが閉店して、帰って来た絵の中に、昔、日高からもらった日高の絵があった。

絵は、孤独でも、楽しくなくても、大きな美術館に飾られなくても、お金にならなくても、描いた者のすべてだと。アキコは思う。

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かくかくしかじか コミック4巻22話 メルヘン日高

かくかくしかじか

(かくかくしかじかより引用)

かくかくしかじか 概要

マンガ家・東村アキコ(本名:林明子)が少年時代からの生い立ちと、漫画家になるまでの自伝エッセイ漫画。幼少の頃、少女漫画が大好きで大人になったら「少女マンガ家」になると決めていた。小学生の時はマンガクラブに入り、「探偵ぷっつん物語」を半年かけて完成(全6ページ)させ、自分は天才だと思っていたという。自分が描いたマンガを「りぼん」に送れば賞をとり、連載決定し、アニメ化し、ドラマ化し、「ぷっつん」ブームは止まらないと信じて疑わなかった。そんな妄想をする小学生。そんな林明子が高校生になったときから始まるマンガです。

かくかくしかじか 今回のあらすじ

お金を貯めて宮崎を出て、漫画一本で食べていくことを決心したアキコは、一心不乱に働いた。仕事の合間を縫って漫画も描き、2作目のネーム(えんぴつ書きのラフ下書き)を仕上げる。42ページの超大作を作ってしまう。内容は、石館真理子の影響を受けた作品で、血の繋がっていない兄妹の妹が兄のことが好きで、兄は沖縄にいくのだけど、夏休みに妹が兄の元へ遊びにいくというような内容。編集部に送ると「ボツ」を宣告される。

ショックを受けつつもめげずに3作目にとりかかるアキコ。前向きに捕らえたアキコはエンターテインメント性を前面に出したものをと軽めの恋愛ストーリーものを書き上げる。岩井俊二的な恋愛ストーリー。これも担当編集者。U岡にボツにされる。U岡は、主人公の現在進行形で頑張っている姿がみたいと正論を言われてぐうの音もでないアキコ。

アキコは考える。コテコテのどっぷりした恋愛モノが描きたくないアキコ。どうしようか、美術教室近くの海岸で呆然としていると、映画でみた女の友情モノ、女2人でドライブするロードムービー的なものを描こうと思いつく。

いままでのうだうだ叙情系ものと違い、同じ男にフラれた女子大生2人が腹いせにドライブにいって海でバカヤローていう単純バカな感じのものを描いた。単純なものすぎてアキコは不安に思うが、U岡が気持ちよくOKを出す。そこで「読みやすさ」という視点を覚えるアキコ。

美術教室では、アキコが手伝うようになってから日高は時間がとれるようになり、陶芸を再開したという。日高の家の湯のみなどは自分で作っているという。そこで、アキコにも陶芸を強制する日高。そして、日高は次に庭いじりをアキコに手伝わせるのだった。ホームセンターにいき、野原でタンポポを積む日高とアキコ。アキコは自分の描いた漫画より、日高のほうがよっぽど少女漫画だと思うのであった。

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