「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位『聲の形』コミック1巻2話感想 いじめを止めてなかったわけではない。止めるだけの能力がなかっただけの教師

聲の形

(聲の形より引用)

聲の形 概要

「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位。マンガ大賞2015で3位。

聴覚の障害によっていじめを受けるようになる硝子。彼女のいじめの中心人物となったのが原因で周囲に切り捨てられ孤独になっていく将也。2人が高校生になって再会し、人間の持つ孤独や絶望、純愛などが描かれている作品。

聲の形 今回のあらすじ

毎日の退屈を克服しようとする将也のクラスに耳が聞えない聴覚障害者の硝子が転校してきた。将也は硝子の席の後ろ。将也は授業中に教科書を丸めメガホン替わりに硝子に大声をかける。

クラスメートもよくないと言うが将也はどれぐらい聞えるか知りたかっただけという。それからも「どれぐらい聞えるか」のテストは続く。将也が楽しそうにやるものだからクラスメートも次第に将也のやっていることにのりはじめる。

そこで教師に呼ばれ、障害を使ってからかうなと忠告を受ける。将也はどれぐらい聞えるか知りたかっただけと言い訳するが、それならやり方を変えろと直接聞けばいいという。将也にとってはそれはつまらないことだった。

聲の形

(聲の形より引用)

授業の朗読の時、硝子の朗読で聴覚障害者特有の発声を聞いて、将也も同じように朗読する。次の休み時間に教師に呼ばれ、また忠告を受ける。

授業の教師の声がわからないので、クラスメートに何を言っているのかを聞く硝子にだんだんとわずらわしさを感じるクラスの女子。

合唱コンクールの練習で硝子のオンチが露呈すると将也は、わずらわしくて書かなかった硝子のノートに初めて、オンチだから歌っているフリをしとけばいいと伝える。

喜多先生から手話を覚えるようにという提案があった。将也ははじめてのことだったので少し楽しみにしていたが上野が筆談のほうが良いという。喜多先生自体、手話を覚えていないことに疑問を感じた担任は手話の件はとりあえず保留にしようとした。その時、佐原が手挙げて、自分だけでも覚えるという。ただそういうことに興味があったからと。

そのことが気に入らなかった上野は、硝子に優しく接する佐原に陰口をいう。そのことで佐原は不登校になった。

そのようにクラスが壊れていく様を将也は感じ取り、硝子に伝えなければと黒板にいままでのことを書いた。それでも硝子は黒板を消してくれたみんなに感謝の言葉を贈る。

そこで将也のスイッチが入った。こんなことまでされてもへらへらしている硝子に。そして、いじめはエスカレートしていく。

硝子の補聴器を取り上げ、捨て、壊し、そして耳に怪我を負わせる将也。担任教師から呼び出されて怒られるも懲りていない将也。そして、下校途中に硝子と遭遇するが謝らない。逆に硝子が謝り、意を決して握手する。

聲の形 今回の感想

担任の「俺に恥じをかかせるな」という言動。手話の時に自らが習得していないのに子供たちに押し付けるのは誰もついてこないということを言った時は見直したけど、恥をかかせるな、だと。このセリフは相手が自分のことを敬っていない限りは効かない言葉で、敬っていればそんな行動もしないだろうし、もし、そんな行動をして、相手が敬っているなと感じていれば言葉としてでない言葉だ。つまり、この言葉には全くの意味がない。自分の都合だけを押し付けている手話を教えようとした喜多と同じである。

こういう人間性だからいじめを止められないかはわからないが効果はないようにも思える。実際に、担任は将也たちの行為を注意はしている。何もしていないわけではない。


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