ワンダーランド 1 「スプライト」石川優吾の新連載

ワンダーランド

(ワンダーランドより引用)

ワンダーランド 概要

目を覚ますと小さな人形サイズに身体が縮んでしまっていることを夢だと思ったゆっこ。しかし、父も母も同じく身体が縮んで飼い猫がおもちゃだと思って両親を弄ぶ。信じられない光景は、世界中に広がっていた。ミニマムパニックアドベンチャー。

ワンダーランド 今回のあらすじ

ゆっこはスマートフォンにセットしてあった目覚しアラーム機能がなって目を覚まし、アラームを止めようとしてスマートフォンがいつもの大きさでないことに気づいて、ベッドから起き上がる。

いつも見慣れた自分の部屋ではあるが、スケール感が違う。とてつもなく大きくベッドの下に降りようと見下ろしてみてもできないぐらいの高さだった。ゆっこはまだ自分は夢のなかだと思い、眠りにつこうとする。

その時、ドアが開き、犬が入ってくる。それも巨大な犬。種は毛の長い犬でシーズーのような小型犬のような犬だったが人間よりも圧倒的に大きい巨大な犬だった。ゆっこは見覚えがあった。その犬は、ゆっこが飼っているポコだった。

ワンダーランド ポコ

(ワンダーランドより引用)

ポコは、荒い息遣いでゆっこを見ると尻尾を振りながらベッドの上にあがってくる。ゆっこのにおいを嗅ぐとペロペロと舐め始める。ゆっこは痛みと臭さでポコにハウスに行くように命令する。ポコは机の下に入り、伏せをする。ゆっこはなんという最悪の夢なんだと布団にもぐりもう一度寝ようとするが窓の外が騒がしい。何やら窓に当たる音がする。

ポコに命令をして、ポコの背中に乗り、窓のカーテンを開いてみると、窓の外には数え切れないほどのカラスの大群がいた。ビックリしたゆっこは、ポコから落ちて床に落ちて鼻血を出す。

痛みやリアル感が夢でないように思えるゆっこは、ポコに乗って1階の両親の部屋に行く。部屋には誰もおらず、両親が寝ていた布団には血痕がついている。ゆっこはポコに「ポコちゃん、ママどこ?」というとポコは匂いを嗅ぎながら母親を探しに台所にやってくる。

ポコは台所にある自分の餌の皿が空なのをみて落胆する。ゆっこは大きな声でポコに餌は後と怒鳴るがポコは言うことを聞かず、餌皿の前で鳴くばかり。ゆっこの声を聞いて、台所の下の戸棚からゆっこを呼ぶ声がする。父親だった。母親もいる。音を立てずに部屋に戻るように言われずがゆっこはわからずに動かないポコから降りて両親の元へいこうとすると父親が「くるな」と戸棚からでてくる。

その瞬間、猫が父親を殴り飛ばす。飼い猫のミーだった。ミーはその後もお手玉のように父親を弄ぶ。父親はもう意識はない。大量の出血で生きているかもわからない。母親は父親を助けるためにミーを呼ぶ。ミーは母親もお手玉のように弄ぶ。母親はそのうちに部屋に逃げるようにゆっこにいう。

ゆっこは、涙ながらポコにハウスと命じて2階の部屋に帰ってくる。

外では、女子高生やサラリーマンなどカラスに襲われていた。ニュースではある特定の県ですべての電信、電話が普通になっており、サイバーテロの可能性も言われている報道がされていた。

ワンダーランド スペリオール表紙

(ワンダーランドより引用)

ワンダーランド 今回の感想

不思議の国のアリスのような世界の現代版かと思わせる新連載開始のスペリオールの表紙。ゆっこがトランプのモチーフにデザインされた衣装を身にまとって時計を肩からかける。

人間だけが数センチのサイズに小さくなった世界。人間だけが小さくなっただけだが、すべてが不自由で恐ろしい世界になる。飼い猫も生○に関わる存在になり、飼い犬は頼りないが味方となる。

ワンダーランド 猫

(ワンダーランドより引用)

外では、空に縦横無尽に飛び回るカラスの餌食になるから歩いていられない。不思議の国のアリスも理不尽続きの不思議な事象が起きる世界だったが、ゆっこが体験するのはただただ恐怖の世界。

小さくなるだけど、さまざまなものの見え方が違ってくる。身近なものの新しい見え方で展開されていく期待感がある。人間だけが小さくなるという作品はたくさんでていて、ミクロの決○圏、インナースペース、縮みゆく男、ミクロ・キッズなどのSFから、南くんの恋人などの恋愛まで多岐にわたる。そういう意味では斬新なアイデアではないけど、現代日本のパニックジャンルとして展開が楽しみな作品である。

ワンダーランド 犬に舐められる

(ワンダーランドより引用)


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