忘却のサチコ 27 朴葉味噌焼きと「おもてなし」

忘却のサチコ

(忘却のサチコより引用)

忘却のサチコ概要

結婚式で新郎の俊吾に逃げられてしまった佐々木幸子(サチコ)。逃げられた俊吾が頭から離れない。仕事もプライベートもままならなかったサチコに美味しいものに出会った瞬間だけ俊吾を忘れられたことに気づき、美食を求めて旅するグルメコメディ。

忘却のサチコ今回のあらすじ

プライベートで名古屋駅に来たサチコ。そこには大学卒業以来あっていなかったアメリカ人のジョゼの姿があった。彼女に会いに着たサチコ。ジョゼはサチコに劣らず、丁寧な日本語と丁寧な挨拶でサチコを迎える。二人のロボットのような丁寧な挨拶をながながとして、通行人に笑われてしまう。

アメリカから留学してきたジョゼとは妙に馬がある二人。ジョゼは、卒業後アメリカに帰国して大学院に進み研究職へ。長期休暇で日本にきて旅をしている途中での連絡だった。飛騨高山に一緒にいこうと誘われたサチコ。最高の旅行にしようと意気込む。

鉄道マニアの同僚に景色がよく見える座席を教えてもらい先頭席を確保。ジョゼも日本の渓谷をみてテンションをあげる。高山につき、商店街を歩くと大学時代の思い出に浸る二人。商店街を抜けると昔ながら江戸の町並みの街道へでる。そこでサチコは飛騨牛の串焼きをウェルカムドリンクならぬ、ウェルカムスナックとして食べさせる。

ジョゼを喜ばせようとして買った串焼きだが、あまりの美味しさにサチコ自身が感動してしまう。サチコも飛騨高山は初めてだった。

その後、人力車を見たり、年2度行われう祭りで使われる山車を保管する屋台蔵をみたりする。ジョゼはおなかが減ったというのでお昼にすることにした。ここも抜かりなくサチコは予約している店に案内する。

朴葉味噌焼き定食を食べる。朴葉味噌焼きは、自家製の味噌とネギや三歳やキノコを朴の木の葉にのせて焼き、ごはんの上にのせて食べる飛騨高山の郷土料理。朴葉の上で焼かれた野菜と味噌が白米に合い、焦げた味噌の香りが食欲をそそる。素朴ながら奥深い日本らしい料理。

これならジョゼも満足してくれるはずだと。昼食の後は、代官所だった高山陣屋に行き、お土産を探しつつ飛騨牛乳ソフトをおやつに食べとこれからの計画を心の中で確認するサチコ。

ジョゼはサチコに感謝の意を伝え、予定通りだという。サチコなら古い町並みを見せて、飛騨牛や郷土料理を食べさせてくれると思っていたという。

サチコはこれに怪訝な気持ちになる。サチコが考える「おもてなし」は、奉仕の精神に基づき、目配り、気配り、心配りをしつつ、相手の期待を上回った満足や感動をいかに与えるかという。予想通りということはおもてなしができていないと考えるサチコ。ジョゼは飛騨牛乳ソフトクリームが食べたいと、これまた予想通りになってしまう。

落ち込む、サチコであった。

後編につづく。

忘却のサチコ 朴葉味噌焼き定食

(忘却のサチコより引用)

忘却のサチコ今回の感想

朴葉味噌焼きは、小学生の頃に初めて食べて感動して、リクエストしまくったら母親がちょくちょく買ってきてくれた記憶がある。大人になってみて朴葉味噌焼きセットをみたら、案外高価だった。ありがとう母さん。

朴葉味噌焼きは忘却のサチコ内でも語られているように、味噌の焦げた香り、厳密には朴葉の香り付けもあってそそる香りになってる。が食欲をそそり、野菜嫌いでも白米と一緒に食べられる料理。ネギ嫌いの子供でも食べられるのではないだろうか。

おもてなしについては、さすがサチコに素晴らしい心構えだろうけど、あまりやりすぎるのもいけない。気持ちよくやるのが一番。

ジョゼの予想を超えるには観光ガイドなのにはかかれていないようなところを案内すると良いだろうけど、飛騨高山初心者のサチコが、観光スポット以外を案内するのは難しいのではないだろうか。

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