忘却のサチコ 31 消えた比嘉。ゆしとうふ定食を食べるサチコ。

二日酔いのサチコ

「二日酔いのサチコ」忘却のサチコより引用

忘却のサチコ概要

結婚式で新郎の俊吾に逃げられてしまった佐々木幸子(サチコ)。逃げられた俊吾が頭から離れない。仕事もプライベートもままならなかったサチコに美味しいものに出会った瞬間だけ俊吾を忘れられたことに気づき、美食を求めて旅するグルメコメディ。

忘却のサチコ今回のあらすじ

サチコは、宿泊のホテルの朝食を丁寧に断る。昨晩、比嘉にいい飲みっぷりといわれ、ついつい泡盛を多く飲んでしまった。比嘉がどんどん俊吾に見えてしまい、しまいにはサチコは「なんくるないさ」と沖縄弁をいうようになっていた。

翌朝、飲みすぎたせいで足はフラフラしている。昨晩飲んだ酒が大量の汗となり、サチコは汗だくになっていく。どこからともなく比嘉が現れ、二日酔いにいい料理を出す店に案内するという。

サチコは、まずは金城に会うことが優先というも比嘉は、朝ごはんをしっかり食べないと体力が持たないと推す。そこまで言われたらとサチコは比嘉の提案を受け入れる。

比嘉に案内されたお食事処で「ゆしとうふ定食」がおすすめと言われ、サチコが店に入ろうとすると、ここでも比嘉は店に入ろうとせず、もう済ませたという。サチコは、一人で入店して、「ゆしとうふ定食」を注文する。食欲のないサチコだったが、あっさりとしている飲み易いスープで、ゆしとうふが、とろりとやわらかくスッと口の中からきえてしまうはかない食感だった。胃の中にやさしさとあたたかさがじんわり満ちていくのにほっこりとするサチコに、比嘉が不意の声をかけてくる。その声にドキっとするサチコ。

「ゆしとうふ定食」を食べたサチコは、比嘉に連れられ首里城を目指す。歩く速度が早い比嘉を見失い、大きな木を見つける。樹齢200年以上の神木、大アカギだという。サチコはその声に振り向くもそこ比嘉の姿はない。その代わり、老人がいて、比嘉のことを「あの男」といってもう戻ってこないという。老人は、比嘉に手を出されなかったかという。サチコは確かに、金城の助手というだけでついていってしまったことに反省する。老人は、「ふりだし」の戻ってみるといいという。

サチコはその言葉に従って、一番最初の待ち合わせ場所の公設市場の食堂にいくと、店員が昨日も「いらぶー汁」を飲んでいったという。いまは、松豊島の友人の家で仕事するといってしばらく帰ってこないといっていたという。

サチコは、急いでその島に向かうことにした。

ゆしとうふ定食を食べるサチコ

「ゆしとうふ定食を食べるサチコ」忘却のサチコより引用

忘却のサチコ今回の感想

消えた比嘉。店も必ず、一緒に入らないのは一緒に入ると注文しないのはおかしいし、テーブルに来た店員が「見えない比嘉」に話しかけないのはスルーしたとしても一人で誰かと喋っているようにするサチコに対しては少し注意する場合もでてくるので、一緒に入店せずに、注文がきてから現れる。

後からでてきた老人も比嘉と同じで、沖縄の何かの精霊なのかもしれない。

2015年6月8日発売のスピリッツ28号「忘却のサチコ」を読んで。


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