食の軍師 11 弁当の軍師「崎陽軒のシウマイ弁当」

「崎陽軒のシウマイ弁当」食の軍師

「崎陽軒のシウマイ弁当」食の軍師より引用

食の軍師 概要

主人公である「本郷」は、人一倍食事にこだわる中年男。自らの内なる「軍師」の助言に従って、種々の飲食店を食べ歩いては、完璧なる食の組み立てを追い求めている。そして彼の目の前に、ライバルとなる「力石」が立ちふさがる。

食の軍師 今回のあらすじ

今回は弁当の軍師。前回、力石と焼肉を一緒に食べた時、力石から旅行にいこうと誘われて、本郷は、危機として鞄選びをしていた。その状況に自己嫌悪に陥る本郷。緑のリュックをトレンチコートの上に来て、女性店員に似合うか聞くも女性店員は「似合う」というも心の中では否定されていた。

駅で待ち合わせる本郷。予定の時間までにこない力石に苛立つ。遅れてきた力石は謝る。可愛らしく待ってないという。力石に弁当は買ったことを確認され、飲み物はと聞かれると、力石がきてからという。力石は、嗜好品かと聞くと本郷は頷く。力石は、本郷のことを「段取りくん」と評し、電車に乗車する。

嗜好品をあけ、電車も夜景が綺麗なところにはいってきたところで、力石は「弁当を使いますか」というと本郷はいいフレーズ知っているねという。力石は続けて、「たばこを飲む」など大工の隠語を使うと本郷はテンションが上がる。

「崎陽軒のシウマイ弁当」食の軍師

「崎陽軒のシウマイ弁当」食の軍師より引用

本郷は、駅弁は何をセレクトするかで、その者の知力、兵力だけではなく、センスも丸見えになる。本郷は、駅弁界の名作中の名作、崎陽軒のシウマイ弁当を買ってきた。力石は、本郷の崎陽軒のシウマイ弁当をみて、「いやあ、まいったな」と漏らす。勝ち誇った本郷。力石の弁当も崎陽軒のシウマイ弁当だった。

シウマイ弁当と歌いながらもシウマイの数は5個と控えめ。同じ肉系として唐揚げは違う食感でどこで食べるかが考えどころ。色味だけでいられる、卵焼きとかまぼこだがここのものは美味しい。鮪の照り焼き。崎陽軒のシウマイ弁当ならではの逸品。筍煮、切り昆布、千切り生姜とつづく。ご飯は俵状になって、ごまをふり、中央に梅がある。そして、あんず。謎掛けのようなあんずの存在。どう落とすか考える本郷。

「シウマイ追込の計」食の軍師

「シウマイ追込の計」食の軍師より引用

攻め方は2通り、おかずを順に食べていき、後半にシウマイを食べていく「シウマイ追込の計」。各おかずの間にシウマイを食べていく「シウマイ連環の計」。

「シウマイ連環の計」食の軍師

「シウマイ連環の計」食の軍師より引用

どう攻めるか考えている脇で、力石は、シウマイ弁当を開ける前に缶詰を開けてたべていた。ホテイのやきとり(たれ味)。嗜好品のおつまみに最高。缶詰を眺める本郷の視線を感じ、力石は「良ければ」と差し出すも本郷は強がって断る。

「ホテイのやきとり(たれ味)」食の軍師

「ホテイのやきとり(たれ味)」食の軍師より引用

本郷は、迷うことが負けにつながると思い、シウマイ弁当を食べることを決意する。本郷は、シウマイひとつひとつに丁寧に和からしをつけていく。それをみた力石は感心し、可愛いことするねと本郷を評する。それを聞いた本郷は、馬鹿にしてることを逆に嘲笑う。シウマイにからしをつけ終わると、あまったからしをかまぼこにつけ、居酒屋の定番メニュー「板わさ」ならず「板から」を作り上げる。

そして、最初の一口は「板から」から食し、嗜好品を飲む。力石は、缶詰を食べ、シウマイ弁当をあける。力石の一手は、まさかのあんずを食べる。驚愕する本郷をみて、最初にあんず食べるの変?と聞く力石。力石は、旅館の食事の話をし始め、茶碗蒸しをいつ食べたらいいか悩むと本音を漏らす。本郷も同じく茶碗蒸しには悩むという。力石は、そんなとき、茶碗蒸しを最初に食べてなかったことにするという。なかったことにする兵法に心が乱れる本郷。

本郷は、力石の行動の動揺を落ち着かせ、自分は、「シウマイ連環の計」で二口目はシウマイを口にいれる。次々と食べていく本郷だが、ふと力石をみると、自分よりも後に食べはめた力石が、自分よりも進んでいるのを見て驚愕する。

本郷は、食べるペースを上げて力石よりも速く完食する。力石は、米不足になっておかずだけ残っている。本郷は勝利を確信する。車内販売がやってくると力石は、赤ワインを購入して、弁当の残りのおかずとやるのが美味しいという。やられた本郷は血迷ってシャンパンとエスカルゴのアヒージョを注文するもありませんと断られる。勝利を確信していたのに完敗した本郷。

「バカウマ」食の軍師

「バカウマ」食の軍師より引用

食の軍師 今回の感想

焼肉を一緒に食って、旅行の約束。もうノリノリじゃない。本郷は頭ではイヤイヤだけど、心はノリノリ。本来なら店で知り合った人と仲良くなるって面白いのに。


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