食の軍師 12 うなぎの軍師

「うなぎの軍師」食の軍師

「うなぎの軍師」食の軍師より引用

食の軍師 概要

主人公である「本郷」は、人一倍食事にこだわる中年男。自らの内なる「軍師」の助言に従って、種々の飲食店を食べ歩いては、完璧なる食の組み立てを追い求めている。そして彼の目の前に、ライバルとなる「力石」が立ちふさがる。

食の軍師 今回のあらすじ

今回はうなぎの軍師。行列は嫌いだが、うなぎと決めたら並ぶ。列の先頭には、フードをかぶった男を見かける。もしやと思い見に行くとやはり、力石だった。力石も本郷に気づき、挨拶する。

本郷が入店すると力石はカウンターに座っていた。本郷は、テーブル席に案内されて、まずは「おしぼりの儀」で顔を拭く。注文は、冷酒一合にうな重(上)を簡素に注文する。

うな重は、どのような陣立ても拒まれる孤高の料理。職人の匠の技をありがたく受け止め、黙々と食べるのがよろし。

今日は心の軍師も出番はないと思っている本郷。力石とも休戦と思った矢先だった。力石に運ばれてきたのは「しっぽ」。串焼きだった。本郷は店内のメニューを見渡す。確かに「うなぎの串焼き」メニューが存在していた。串焼きがあれば、話が別である。うなぎが焼きあがるまで40分。その間、酒を飲んで待つところ、これほどのメニューがあれば陣立てが必要。本郷は苦虫を潰した思いをしていた。そんなところに、力石が隣の客が帰って開いたので本郷に隣に座らないかと促す。本郷もいそいそと力石の隣に座る。

「くりから焼き」食の軍師

「くりから焼き」食の軍師より引用

力石の第1陣は「しっぽ(タレ)」。うなぎの一番旨いといわれている部位でこれ以上の選択はないというぐらいに良い手だった。出遅れたというマイナス要因もありつつ、本郷は考える。そして、本郷は注文する。「串巻き」と「きも焼き」にする。本郷は「串焼き」について力石に薀蓄を語りだす。

「串焼き」とは、小ぶりのうなぎを串に巻きつけるように刺し、「くりから焼き」とも呼ばれている。何故、「くりから焼き」と呼ばれているかというと、その形が不動明王が持つ剣「倶利伽羅剣」に似ているからついたものだ、と。鼻息荒く解説するも力石も知っていた。

「剣賜串刺しの陣」食の軍師

「剣賜串刺しの陣」食の軍師より引用

「剣賜串刺しの陣」

「きも焼き」を食べ、次に「串焼き」を食べる際にわさびを店主に所望する本郷。そこで力石と「差」をつけようとした。ところが、店主は大激怒。わさびで食べるという変な食べ方はしないでくれと怒り出す。香水臭い女性客も追い出す始末。本郷は、店主に引け腰になる。店主に熱いうちに食えといわれるも精神的ダメージを負った本郷に味の良し悪しなど分かるはずもなかった。それをみていた力石に背中をさすられ、慰められ励まされてしまう本郷。

「イナバの白うなぎの陣」食の軍師

「イナバの白うなぎの陣」食の軍師より引用

力石の第2陣。あのような店主の発言からどのような陣立てでくるか注目の1手。力石は、白い3品を頼んで「イナバの白うなぎの陣」で決めてきた。そして、「ニンニク醤油」で食べていいかと店主に聞いた。本郷は、先ほどの店主の大激怒がまた起こるのではとは思ったが、店主は「わかてるね」と和やかなムードだった。本郷は、力石が店主の心を掴んだことに焦り、本郷の第2陣も店主攻めにした。「八幡巻き」と「アスパラ巻き」を注文。うなぎをごぼうに巻いた「八幡巻き」、うなぎをアスパラに巻いた「アスパラ巻き」。この2品。店主のこだわりの逸品だと考えた。そして、食べてすぐに褒める作戦。「八幡巻き」を食べて褒める。「アスパラ巻き」を食べて褒めるというしつこいまでの褒める戦術でいった。すると、店主もアスパラは別農家からわざわざ取り寄せているという。本郷はポイントを稼いだとガッツポーズ。これぞ、

「○君よいしょ担ぎ上げの計」食の軍師

「○君よいしょ担ぎ上げの計」食の軍師より引用

「○君よいしょ担ぎ上げの計」

「うな重を食べる本郷」食の軍師

「うな重を食べる本郷」食の軍師より引用


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